笑福亭たま「ワクワクドキドキ」 若手がトリの落語会 すごい隠し球に期待
落語家の笑福亭たまが16日、大阪市内で行われた「上方若手シュープリーム落語会」(6月4日~8月21日、神戸新開地・喜楽館)の会見に出席した。
本企画は、コロナ禍で出演機会が減少した若手にスポットライトを当てるべくたまがプロデュース。全10公演で15年目以下の若手がトリを務める。
「おもしろない先輩は呼ばなくていい」といきなり爆弾発言で笑いを誘ったたまは「腕はあるのに、前座ばかりでそれを発揮できる場がない。トリやったら、もっとすごい隠し球を持っていると感じる。今のほんまの能力を見たい」と企画意図を明かした。
さらに、「師匠方がトリを務めると、安心感はある。しかし、このメンバーがトリを務めた時点で、何が起こるか分からない。そういうワクワク、ドキドキを」と期待を込めた。
初日にトリを務める笑福亭智丸は「文芸派落語家を自称しているので、人間の深みに踏み込むような古典落語ができれば」とアピール。詩人としても活躍する異色の経歴を武器に意気込んだ。