お笑いコンビのおぼん・こぼんが３０日、都内で初の著書「東京漫才」（飛鳥新社）発売記念イベントを行った。

　ＴＢＳ系「水曜日のダウンタウン」で感動の仲直りを果たし、絶好調の２人の、５７年間の漫才師人生を一冊に。本の執筆を考えていたところにオファーが届き、おぼんは「うれしかったです。生まれて初めてですから」と笑顔。長年けんかした日々も赤裸々に語られており、今後は「またけんかしたら『（水曜日の）ダウンタウン』に出してもらおう」と味を占めていた。

　お互いの好きなところを、おぼんは「元々漫才の世界に入ったのはこの人のおかげ。高校で声かけてもらって（芸人を）やっているので、恩人やと思ってる」と照れながら明かした。こぼんは「存在そのものがおもしろい」と褒めあった。写真撮影ではキスのサービスもあった。

　こぼんは３年前に難病「全身性アミロイドーシス」にかかり、闘病中であることが発覚して初の公の場。「（症状は）何にもないんです。お酒も飲むし食べ物も制限ない。元気な病人です」と明かし、おぼんには「余命１０年で姉ちゃんと酒飲んでる」と暴露されていた。おぼんは「８０、９０歳まで生きてたら、２人でタップダンスしたいんですよ」と夢を語り、倒れるまでコンビか問われるとこぼんは「そうですね」と力強く答えた。