ウクライナに連帯 アカデミー賞式典で黙とう 支援訴える
第94回米アカデミー賞の授賞式が27日(日本時間28日)、米・ハリウッドのドルビーシアターで開かれた。
授賞式では、ロシアの侵攻を受けているウクライナの人々に連帯を示すため、出席者や世界に向け黙とうが呼び掛けられた。「映画は紛争に際してわれわれの人間性を表現する重要な手段だ」とのメッセージが映し出され、現実には食料や医療などを必要とする何百万もの人々がいるとし「国際社会にはもっとできることがある」と支援を訴えた。
ウクライナ出身の俳優ミラ・クニスは「想像を絶する暗闇の中で闘い続ける強さを見いだす人々に、畏敬の念を抱かずにはいられない」と語った。映画「ゴッドファーザー」の50周年を記念し、アル・パチーノやロバート・デニーロと登壇したフランシス・コッポラ監督もスピーチの結びで「ウクライナ万歳」とエールを送った。