漫画家ムロタニ・ツネ象さん死去 昨年11月に87歳で 学習マンガでロングセラー
漫画家のムロタニ・ツネ象(むろたに・つねぞう、本名室谷常蔵)さんが昨年11月22日に死去していたことが25日、分かった。87歳。大阪府出身。インターネットで作品を公開しているJコミックテラスが発表した。近年は自宅で静養しており、家族に見守られて静かに亡くなったという。遺志により葬儀は行われなかった。
1953年、毎日中学生新聞の「日本歴史漫歩」でデビュー。「ピカドンくん」「わんぱくター坊」などのギャグ漫画で人気を博し、「ビリビリビート」「ドクター・ツルリ」はアニメ化された。60年代後半からは「地獄くん」「人形地獄」などのホラーで新境地を開拓。70年代以降は学習マンガで多くのロングセラーを残した。
J社は「お願いやご相談に気さくに応じてくださった穏やかで優しいお人柄」と、ムロタニさんをしのんだ。