南沙良、主演映画で“闇演技” シリアスなヒロイン役 監督絶賛「天才性に驚いた」

 女優の南沙良(19)が映画「この子は邪悪」(22年公開)に主演することが16日、分かった。昨年4月クールのドラマ「ドラゴン桜」で演じた明るく天真らんまんな役柄から一転、暗い過去を抱えたシリアスなヒロインに変身。脚本を兼ねた片岡翔監督(39)が「天才性に驚きました」と絶賛する“闇演技”で難役を立体化させている。なにわ男子の大西流星(20)らの出演も解禁された。

 まがまがしいタイトルの最新主演作で南が演じるのは、かつて一家で大きな交通事故に遭い、心に深い傷を負った高校生の窪花(くぼ・はな)。ある日、5年間の植物状態だった母が目を覚まし、父とともに帰宅するが、「この人はお母さんじゃない…」と違和感を覚える役どころだ。

 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源頼朝の愛娘・大姫を演じることも決まっている注目株の南は、知名度を急上昇させた「ドラゴン桜」とは対極の役どころと対峙(たいじ)。恐ろしい出来事に巻き込まれていく花を演じ「難しい役でした。初めて挑戦させていただくテイストの作品だったので少し緊張していましたが、監督とお話を重ねながら丁寧にお芝居をさせていただきました」と振り返る。

 繊細な感情表現が求められたが、片岡監督は「南さんは僕が求めていることを少ない言葉で理解して、一発で的を射抜いてくる。その感覚の鋭さ、天才性に驚きました」と手放しの絶賛だった。

 同作は映画「嘘を愛する女」「哀愁しんでれら」などを輩出したTSUTAYAの企画コンテストで17年に準グランプリを獲得した作品。映画「町田くんの世界」などの脚本を担当してきた片岡監督が、30回以上の改稿を重ね、4年かけ書き上げたオリジナルとなる。

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