日本のドラマを代表する３枠のイベントが同日激突だ。９日、この日スタートしたＮＨＫ大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」（総合、日曜、後８・００）は静岡県伊豆の国市でグランド・プレミアを、ＴＢＳ系日曜劇場「ＤＣＵ～手錠を持ったダイバー～」（１６日スタート。日曜、後９・００）は東京・丸の内で３カ国同時リモート試写会＆舞台あいさつを、フジテレビ系“月９”「ミステリと言う勿れ」（１０日スタート。月曜、後９・００）は東京・台場で完成披露試写会＆成人式イベントを、それぞれ開催した。

　「鎌倉殿の１３人」のグランド・プレミアには主人公・北条義時役の小栗旬（３９）、源頼朝役の大泉洋（４８）、義時の姉で頼朝の妻・北条政子役の小池栄子（４１）らが出席した。

　ロケ以来、再び北条家ゆかりの伊豆に集結した“一家”は、取材会では和気あいあいとした雰囲気で“ファミリートーク”。小栗は「佐殿（すけどの＝頼朝）は何でここにいるの？」と、唯一北条姓ではない役の大泉にチクリ。大泉は「北条ファミリーでしょ！（政子と）結婚するんだから」と強く反論した。

　大泉は撮影でも疎外感を覚えているといい、「役の位は高くて頼朝への敬いはあるけど、大泉洋への敬いはゼロの皆さんですから！」と暴露。これに対し小池は「敬う理由がない。愛が足りないよね、頼朝さまってさ」と“夫”をバッサリ。小栗にも「頼朝はホント嫌なやつなんですよ」と切り捨てられ、肩を落としていた。

　イベントでは約６００人のファンと交流。伊豆ロケの裏話や、ゆかりの地ならではの地元トークに花を咲かせた。パブリックビューイングでは小栗らがサプライズで観客席に現れ、ファンと共にいち早く初回を鑑賞。上映後、割れんばかりの拍手を浴びた小栗は「皆さんと一緒に見ることができて非常に楽しかった」と笑みを浮かべ、三本締めでヒットを祈願した。