河口恭吾「来年は武道館でやってみたい」コロナ禍で開催できず 21年目で20周年ライブ
シンガー・ソングライターの河口恭吾(47)が11日、東京・渋谷でデビュー20周年記念ライブを開催し、ファン250人に感謝の歌声を届けた。
2000年11月に「真冬の月」でデビュー。03年の「桜」が60万枚を売り上げるヒットとなり、NHK紅白歌合戦にも出場した。
コロナ禍でライブを行えず、21年目に突入してしまったが「(周年ライブが)遅れざるを得ない社会状況になってしまったので、21年度の分は来年取り戻したい。やっぱりライブ。日本武道館でやったことがないので1回はやってみたい」と前を向いた。
コロナ禍でステージに立てない中、午前9時から昼までを作曲の時間にするルーティンを構築。11月にリリースした20周年記念アルバム「No Rain No Flower」の収録曲を作り上げた。「創作活動をやらないと自分が何者か不安になってくる。それがモチベーションでした」と原点回帰し、音楽と向き合ってきた。
ライブでは歴代シングルなど21曲を届け、アンコールの「桜」は弾き語りでしっとりと聴かせた。代名詞の1曲が一人歩きすることで、一時封印するなど悩まされた時期もあったと吐露したが、「これからも胸を張って歌っていけたら」ときっぱり。“相棒”と共に、次の20年を歩んでいく。