横粂弁護士、議員時代に文通費について「つまらないことに触れるなと直に言われた」

 元衆院議員で弁護士の横粂勝仁氏が8日、フジテレビ系「バイキングMORE」に出演。議員時代に国会議員の文書通信交通滞在費(文通費)について、「つまらないことは触れるな」と言われたことを“暴露”した。

 番組では、文通費の使い道の公開について野党は賛成も与党は慎重であるため、国会の全会一致という慣例から今国会での法改正が見送られる見通しとなったことについて議論した。

 司会の坂上忍から「議員時代に、文通費の件で、ちょっとノータッチでいた方がいいよっていうアドバイスはあったんでしょ」と水を向けられると、横粂氏は「この問題、誰も得をしないことなので、つまらないことは触れるなってことは、直で言われますね。これのことに関しては、与野党一致して特権守ること」と明かした。

 さらに議員の身分に関わることは国会の全会一致という慣例についても、「でたらめなルールでして。別に法律に定められてなくて、自分たちを守る。赤信号みんなで渡ればこわくない。みんなで渡るためで、誰かが反対しているから、しょうがないんだよっていう言い訳。民主党が当時、政権持っていた時に『できたでしょ』って言っても、『全会一致だからできなかった』という言い訳を残すためであって。政治家が独自でつくったでたらめなルールですね」と切り捨てた。

 坂上からどのような解決法があるかを問われると、横粂氏は「地方議会と同じように、政務活動費としてやること」と話し、「当たり前のこと、使途を公開する、逆にしない理由は何なの。それが一切ないんです。いろいろな法律って賛否両論あるんですけど、これは議論の必要がない。領収書を添付しない理由を言って下さい、ってないんですね」と既得権を手放したくない議員の心理を言い当てていた。

 横粂氏は2009年の衆院選で民主党公認として復活当選。1期務めたが、12年の衆院選では無所属で立候補したが、落選している。

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