タレント・久本雅美（６３）が６日、大阪市内で行われた南座１月公演「初笑い！松竹新喜劇新春お年玉公演」（１月２～１０日）取材会に出席した。久本は「お種と仙太郎」で藤山扇治郎（３４）演じる仙太郎の母・お岩を演じる。仙太郎の妻・お種（曽我廼家いろは）を嫉妬からいびり倒す役どころ。「私と正反対の役。しっかり務めて、笑いながら『憎まれへんな。ホンマはええ家族やな』と思ってもらえるよう頑張ります」と気合を込めた。

　扇治郎の母親役に引っかかりがある様子で「そんな年齢か」と口にすると、扇治郎は「そんな年齢ですね」とピシャリ。「だって（藤山）直美のおばさんと同い年ですし、だいたい、僕の同級生のお母さんも（久本と同じ）戌年で」と続けた。久本は「マジか？」と驚きながら、「今まで扇ちゃんは私のことを女として見てたと思いますけど、これからはお母さんと見ていただいて」と納得していた。

　また、正月公演にちなみ、久本、扇治郎、渋谷天外ら出席者７人がかるたを作成。久本が「ねちねちとしてもほんとはハートフル」、天外は「てんがいも負けてたまるか若造に」と読み上げた後、７つの頭文字をつなげ「みなみざきてね（南座来てね）」とＰＲした。