竹中平蔵氏 岸田内閣の看板政策の会議メンバー選出も「人数増えてリスク」指摘

 パソナグループ会長で慶應大名誉教授の竹中平蔵氏が28日、読売テレビで放送された「そこまで言って委員会NP」に出演。岸田内閣で『デジタル田園都市国家構想』実現会議のメンバーに選出されたことについて、懸念を口にした。

 竹中氏は小泉純一郎氏のブレーンで、小泉内閣では郵政民営化担当相、総務相などを歴任。菅内閣では成長戦略会議のメンバーとして支えた。しかし、同会議は廃止され、「私は自由の身になるかな、と思ってたんですけど」と苦笑し、「残った仕事をやれ、とそんな感じかな、と思っております」と話した。

 竹中氏は最近の同番組で「世代交代しなきゃ」と話していたが、再び、会議メンバーを務めることについて「すごい世代交代してるんですよ、すっごく若い人がたくさん入ってるんです」とデジタル-について説明。

 「逆に言うと、その分ものすごい人数が増えてて。だいたいこういう会議ってのは、1人1分か2分話して、あとは官僚がとりまとめる、っていうかなり“昭和型”(の委員会)になるリスクがあるんです」と若い世代をメンバーに入れ、人数が増えた分、会議が議論の場ではなくなり、“顔出し”だけになってしまう懸念を示していた。

 デジタル-は、デジタル化を進めて都市と地方の格差を是正することを目指す、としている。

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