加賀まりこ 低予算作品出演でギャラ「相場よりぐっと安く」
女優の加賀まりこ(77)が22日、都内で行われた映画「梅切らぬバカ」(11月12日公開)のトークイベントに登場した。
老いた母親と自閉症を抱える中年の息子の日々を描いた同作で54年ぶりに映画主演。事実婚している演出家のパートナーに自閉症の息子がおり「障害のある子は個性だと思っていて、ちゅうさん(息子の役名)を好きになってくれたらいいなと思うことが役作りでした。願いですね」と思いを吐露すると、会場から大きな拍手が起きた。
若手映画作家の育成プロジェクトで製作され、監督は撮影当時37歳。オファーを受けてから2週間で撮り終えたと明かし「予算がないので(ギャラが)相場よりぐっと安くなると後で聞きました」と笑わせた。