維新・松井代表 第一声で「大阪全勝」を宣言 21議席確保訴える
衆院選が19日に公示され、日本維新の会代表・松井一郎大阪市長は、同副代表の吉村洋文大阪府知事と並び立ち、大阪市中央区で第一声を上げた。
多くの拍手を浴び、マイクを持った松井代表は、「政治で一番重要なのは約束を守ってきたかどうかだ」と、まずは声高らかにここまでの実績を訴えた。
いま話題になっている都道府県の魅力度ランキングを例に、5位に浮上した大阪府として「群馬の知事が怒ってました。でも、大阪は東京と切磋琢磨(せっさたくま)できるポジションまできた。住みやすい都市ランキングでも、3位かな。魅力が上がってきたんです」と続けた。
その要因として、私立高校の授業料や学校給食の無償化などの実施、子育て世代の可処分所得増を挙げ、「大阪でできたことを全国に広げていけば日本が成長するのは間違いない」とし「永田町、霞ヶ関に大阪の改革を広げられる力を与えてほしい。法律を出す力を得るために21議席が必要です」と訴えた。
維新の会は野党共闘には加わらず、地盤の関西以外で党勢拡大を狙うが「大阪で負けているようでは夢のまた夢。令和の時代にふさわしい日本をつくらせてほしい。まずは大阪の小選挙区で全勝できるように力を貸してください」と、集まった聴衆に訴えていた。