桐谷健太が三船敏郎賞「眼光似ていると言われたことある」京都映画祭

 「京都国際映画祭2021」授与式が17日、京都・よしもと祇園花月で行われ、俳優の桐谷健太(41)が国際的な活躍が期待される俳優に贈られる「三船敏郎賞」に輝いた。桐谷は、選考委員で三船さんの長男・三船史郞氏から「日本を代表する俳優になっていただきたい」と声を掛けられ、笑顔を見せた。

 そして、司会の木村祐一からは「まず1曲」と振られると、「♪空の声が聞きたくて~」と「海の声」をノリノリで披露。「本当にすごくうれしい」と声を弾ませた。5歳から俳優にあこがれていたという桐谷は、「何人かから『お前の眼光は往年の三船敏郎さんみたいだ』と言われたことがある」と告白。

 さらに、三船さんと故黒澤明監督がタッグを組んだ映画「酔いどれ天使」(1948年公開)の今年上演された舞台版で三船さんと同じ松永役を演じた桐谷は「強いつながりを一方的に感じている」と胸の内を明かし、「これから日本でも世界でも活躍して、人の心を震わせて、感動させるような役者にオレはなる」と力強く宣言した。

 また、日本映画界の発展に寄与した映画人を表彰する「牧野省三賞」には、映画「嘘八百 京町ロワイヤル」や、Netflixの「全裸監督」を手がけた武正晴監督が選出された。選考委員で名誉実行委員長の中島貞夫監督が、今年の同賞は将来性を踏まえての点が加味されたと説明。武監督は「30年、映画の世界で生きてきたが、こんな素晴らしい重い賞をいただけるとは」と感激し、「これを1つのエネルギーにして、映画にこだわって作っていきたい」と誓った。

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