女優の藤原紀香（５０）が１６日、都内で行われた声優を務めたアニメ映画「劇場版オトッペ　パパ・ドント・クライ」（公開中）公開記念あいさつに登壇した。ＮＨＫ　Ｅテレで１７年から放送されている、動画総再生回数１億５０００万回の大人気子供向け５分アニメが初ミュージカル映画化。

　藤原は宇宙の星々に歌を届ける女王・ウタウーネ１６世役で、歌も披露。オレンジ色のワンピース姿で登壇し「オトッペの話がきたとき、おいっ子とめいっ子に伝えたら飛び上がってました。本当にうれしかったので現場でもワクワクノリノリで歌いました」と笑顔で話した。

　同席した飯塚貴士監督（３６）も藤原の歌唱力について「母として気持ちが変わっていくのを情緒込めて歌っていただいて、さすがミュージカルでご活躍されているからなのかなと思いました」と大絶賛だった。

　全員で歌うエンディング曲は「素で歌ってください」と依頼され、藤原は「どんなテンションで歌うかわからなくて。今までは役が入ってその声を出していたので、素で歌ったことはお仕事でないなと思いまして」と苦労を吐露。その曲はサウンドトラックに収録されているが「私の歌がＣＤになるのは初めてですね、日本では。台湾ではジャッキー・チェンさんとデュエットしたことあるけど」と明かし、驚かせていた。