熊田曜子・夫 無罪主張「平手で一発の事実ない」真っ向対立 11・9直接対決へ

 次回公判で自ら出廷する可能性が浮上した熊田曜子
 開廷前には傍聴券を求める列が裁判所の外まで続いた=東京地裁(撮影・伊藤笙子)
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 タレントの熊田曜子(39)をたたくなどしたとして暴行罪に問われた会社経営者の夫(38)の初公判が15日、東京地裁で開かれ、夫は「暴力をふるったことは一切ございません」と無罪を主張した。18席の傍聴券を巡り、202人が並んだ注目の初公判は15分で閉廷。11月9日の次回公判には検察側の証人として熊田も出廷する予定で、法廷で“夫婦直接対決”が実現しそうだ。また、事件翌月に熊田がPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されていたことが分かった。

 夫は白マスクにグレーのスーツ姿で入廷した。襟足を整えた髪型で、左手の薬指に指輪はなかった。検察側の陳述中はボールペンでメモを取るなど、終始落ちついた様子で初公判に臨んだ。

 夫は5月18日未明に熊田の顔面を平手で殴るなどした罪に問われており、冒頭で「(事件当日に熊田と)深夜いたことは間違いありませんが、暴力をふるったことは一切ございません」と起訴内容を真っ向から否認した。

 検察側の冒頭陳述によると、熊田は数年前から酒に酔った夫の暴言に悩まされ、警察に相談していたという。5月17日午後8時、熊田は幼稚園のママ友から「子供を預かってくれないか」と頼まれ、夫に伝えたところ、夫は激怒して自宅から出て行ってしまった。

 18日午前0時、酒に酔って帰宅した夫に「出て行け」と言われた熊田は寝室から子供部屋に移動。夫がその部屋に来て、熊田の「やめて」という静止にもかかわらず、平手で殴ったり、でん部を蹴ったという。熊田は靴を履かずに自宅を飛び出し、警察に通報した。

 関係者らへの取材から、その翌月に熊田が眠れないなどの症状でPTSDと診断されていたことが分かった。一方で夫は「平手で一発の事実はありません」と否認しており、双方の主張は真っ向から対立している。次回公判では熊田が出廷し、事件当日の様子を録音した音声データが提出される予定で、ドロ沼化した騒動の行方が注目される。

 熊田と夫は2012年4月に結婚。同12月に長女、15年10月に次女、18年6月に三女をもうけた。今回の事件で夫は暴行容疑で逮捕されたが、5月20日に釈放された。熊田は同31日、所属事務所を通じて離婚決意を固めたことを発表していた。

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