柳家小三治さん死去 「嘘だと言って」「言葉になりません」 落語協会公式ツイに悲しみの声
落語家で人間国宝の柳家小三治さん=本名・郡山剛蔵=が7日、心不全のため東京都内の自宅で死去したことが10日、分かった。81歳。東京都出身。落語協会が公式ホームページなどで発表した。
落語協会の公式ツイッターには「ご冥福をお祈りいたします」などの追悼の言葉とともに、「うそでしょ…信じられません」「うそだと言ってください。ご冥福をお祈りいたします。師匠、ありがとうございました。」「嘘だと言って」「そんな」「言葉になりません」など訃報に衝撃を受けた人たちからの悲しみの思いが次々に届いている。
小三治さんは、腎機能の治療などで今年3月に入院し、4月に退院。5月に高座復帰し、7月23日にはCDボックス発売記念のイベントに出席し、「このところ、『もしかしたら今日の高座でおしまいかな』というのは、いつも思ってます」と話しながらも、「こういう考え方をして切り込んでいけば、よしやってやる、という気になるものが出てきた。だからとても楽しい」と衰えぬ意欲を口にしていた。