藤井聡太三冠 竜王戦先勝“天敵”豊島竜王との対戦成績 五分に!最年少四冠へ好発進

 終局後に珍しく笑みを浮かべる藤井聡太三冠(日本将棋連盟提供)
 藤井聡太三冠が昼食に選んだ特選かるめら黒印度カレー、アイスレモンティー=提供・日本将棋連盟
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 将棋の第34期竜王戦七番勝負第1局の2日目が9日、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂で行われ、藤井聡太三冠(19=王位・叡王・棋聖)が豊島将之竜王(31)に123手で勝利。最年少四冠&将棋界最高峰の竜王奪取へ、幸先の良いスタートを切った。第2局は22、23日に京都市の仁和寺で行われる。

 先手の藤井三冠が大勝負の開幕局にぶつけたのは流行型の相掛かり。初日に続き午前中はスローな進行で、豊島竜王がじわじわ優位を拡大。辛抱する時間が続いたが、激戦となった終盤でペースをつかんで圧倒。「自信の持てない局面が長かったんですけど、その中で粘り強くさせたのかなと思います」と振り返った。

 王位戦、叡王戦に続いての両者のタイトル戦。ともに藤井三冠が防衛&奪取し、9月13日に最年少三冠を達成した。6月末の王位戦開幕時は1勝6敗だった“天敵”との戦績も、この日の勝利で9勝9敗の五分となった。

 竜王戦は優勝賞金4400万円で8つのタイトル戦の中で最高額を誇る。藤井三冠も前夜祭などで「最高峰の舞台」と背筋を伸ばす、全棋士にとって憧れの棋戦。先勝できたことに「しっかり1勝することができたので、また次局以降も全力を尽くしたいと思います」と充実した表情。大きな夢に向けての一歩を踏み出した。

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