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宝塚の男役一筋36年 轟悠が退団 達筆でファンに感謝

 宝塚歌劇団の元雪組トップで専科スターの轟悠が1日付で退団した。宝塚の至宝と謳われた故春日野八千代さんの後継として彫刻のような圧倒的美貌と的確な演技で、長く男役のお手本として、宝塚の顔として活躍した。

 トップスターを経ての専科スターは、春日野さんをはじめ故真帆志ぶきさん、故上月晃さん、鳳蘭、榛名由梨らがいる。だが平成以降、専科入りしたのは轟悠1人だった。

 宝塚歌劇団の公式ホームページに、退団日にあわせ、ファンへのメッセージをアップ。「今、皆さまにお伝えしたいことは、心からの感謝の気持ちです。ご縁あって出会えた方々、応援してきてくださった方々の、人生の一部に加えていただけましたこと、本当にありがとうございました。これからも、宝塚歌劇を何卒よろしくお願い申し上げます」と気持ちを伝えた。さらに達筆で「皆さま 笑顔の花束を 今までありがとうございました」としたためたサイン色紙も掲載された。

 宝塚の顔だった轟には、多くのファンから本拠地・宝塚大劇場でのサヨナラ公演が望まれたが「雪組のトップとして退団するのではないかぎり、やらないと決心していた」と、専科入りした20年前から、轟らしい線引きを決意していたことを明かしていた。7月に「婆娑羅の玄孫」を大阪と東京で上演。9月22日に東京で開催したディナーショーが最後となった。

 ◆轟悠(とどろき・ゆう)8月11日、熊本県人吉市出身。1985年入団。97年雪組トップに。同時期に同期の愛華みれ(花組)、真琴つばさ(月組)、稔幸(星組)もトップを務めた。2002年、故春日野八千代さんの後継として専科入りし、03年から理事。20年7月に退任、特別顧問に。00年「凱旋門」で文化庁芸術祭優秀賞、02年「風と共に去りぬ」で菊田一夫演劇賞。168センチ。愛称「トム」「イシサン」。

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