伊藤詩織さん性暴力訴訟「誹謗中傷で厳しい状態が続いている」二審判決は来年1月に

 ジャーナリスト伊藤詩織さん(32)が、元TBS記者山口敬之氏(55)から性暴力を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が21日、東京高裁で開かれ、伊藤さん、山口氏本人が出廷し、それぞれ従来の主張を述べて結審した。判決は来年1月25日。

 伊藤さんは「被害後、心的外傷後ストレス障害からうつ状態になり、誹謗中傷でネットに触れることも厳しい状態が続いている」と声を震わせた。山口氏は「ありもしないレイプ被害を作り出され、取り返しのつかない苦しみを味わっている」と訴えた。

 19年12月の一審東京地裁判決は「酩酊状態で意識のない伊藤さんに対し、合意がないまま性行為に及んだ」と認め、山口氏に330万円の支払いを命じた。山口氏は反訴したが、判決は「公表内容は真実で名誉毀損には当たらない」として請求を棄却した。

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