草刈民代 主演舞台で背中の曲がった老嬢怪演 凛とした立ち姿や身のこなし封印

 院長役を熱演する草刈民代(撮影・遠山高広)
 院長役を熱演する草刈民代(右)と警部役の坪倉由幸(撮影:遠山高広)
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 女優・草刈民代(56)が19日、東京・本多劇場で主演舞台「物理学者たち」の初日を迎えた。

 スイスを代表する作家、フリードリヒ・デュレンマットが1961年に書いた戯曲が原作。サナトリウムの精神病棟を舞台に、入所する3人の物理学者と殺人事件の謎を描く。

 院長役の草刈は、バレエで培った凛とした立ち姿や身のこなしは封印し、背中の曲がった老嬢を怪演。「登場人物はヘンな人ばかり。しかし、一番ヘンなのは…?」と投げかけると「強烈な批判が込められている」と作品の魅力にふれ「ぜひぜひ多くの方に観ていただきたいです!」とアピールした。

 3人の物理学者役で温水洋一(57)、入江雅人(58)、中山祐一朗(51)が共演。我が家・坪倉由幸(44)が警部役を演じる。26日まで。

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