正司敏江さん死去 桂福団治「振り袖姿で憎まれ口の愛されキャラ。心の通じ合った友達」

 正司敏江さん=2019年8月撮影
正司敏江・玲児
正司敏江・玲児
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 夫婦漫才コンビ「正司敏江・玲児」として人気を博したタレント・正司敏江=本名・及川キミコ=さんが18日午前1時59分、脳梗塞のため大阪市内の病院で亡くなった。80歳だった。松竹芸能が発表した。

 昭和15年(1940年)11月9日生まれ。香川県小豆島出身。葬儀は近親者のみで執り行った。

 大きなピンクのリボンを頭につけ、着物の振り袖を大きく揺らし、正司玲児さん(2010年死去)との“どつき漫才”で観客を沸かせた。76年に玲児さんと離婚後もコンビを継続。2010年の玲児さんの死後はピン芸人として活躍。気さくな人柄で、劇場では客席まで降りていき、観客と会話しながらネタを選ぶこともあった。

 4代目・桂福団治(80)は「敏江ちゃんは誕生日の近い私と同い年で、長い時間、楽屋生活を共にして、心の通じ合った友達でした。相方の玲児君が亡くなってからは漫談などでお客さんを楽しませていました。晩年になってからも私の舞台に何度も誘うと、おきまりの振り袖姿で登場しては、憎まれ口の愛されキャラを存分に発揮してくれ、笑いを巻き起こしていました」と思い出を振り返り、「ほんとうにお疲れ様でした。向こうでまた、どつき漫才、やってな。ご冥福を祈ります」と追悼した。

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