瀧内公美 監督への直談判で主演に抜てき「最高の現場でした」
女優・瀧内公美(31)が18日、東京・渋谷ユーロスペースで、主演映画「由宇子の天秤」の舞台あいさつに、光石研(59)、春本雄二郎監督(43)らと登壇した。
春本監督のデビュー作「かぞくへ」を同劇場で観た際に、場内にいた春本監督に声を掛けたといい、「3年前、感動で大号泣し、ご一緒したくて『次、撮る機会があるならお願いします』とプロフィルを渡しました」と結実した直談判を告白。撮影は最小限のスタッフ7人で臨み、「監督はすごい熱量があって、光石さんは『お金ならある。食べなさい』とごちそうしてくださって、最高の現場でした」と感謝の気持ちをあふれさせた。
演じた役は、女子高生いじめ自殺事件を追うドキュメンタリーディレクター。「真実を伝えることを正義としてますが、どんどん矛盾し負荷が掛かって。嫌な部分もあるんですけど、誠実にバランスには気をつけました」と難役と向き合っていた。