野田聖子幹事長代行が出馬表明 「20人の壁」突破、自民党総裁選17日告示

 菅義偉首相の退陣表明に伴う自民党総裁選の告示を翌日に控えた16日、野田聖子幹事長代行(61)が出馬を表明した。野田氏は過去3回連続で総裁選挑戦を目指し、いずれも推薦人20人を集められず断念。今回も「20人の壁」は高かったが、告示前日に滑り込みで立候補表明に至った。

 すでに岸田文雄前政調会長(64)、河野太郎行政改革担当相(58)、高市早苗前総務相(60)の3氏が立候補。首相の後継「ポスト菅」のレースは、4氏が争う構図が確定的となった。複数の女性出馬は初となる。

 野田氏は自らが取り組んできた女性や障害者に関する政策などを他の3人の立候補者は打ち出していないと指摘。日本には多様性が求められるとした上で「これまで主役になれなかった女性や子供、高齢者、障害者が社会でしっかり生きていける保守の政治をつくりあげたい」と語った。

 立候補者の動きは活発化。岸田氏は最大派閥・細田派の細田博之会長や山口泰明選対委員長らと会談。河野氏は派閥横断の議員会合に出席。森山裕国対委員長は河野氏支持を記者団に表明した。高市氏は自身を支援する国会議員と保守系団体の会合などに出席した。

 総裁選は17日午前10時に立候補を受け付け。15分で締め切り、候補者が確定する。党内7派閥のうち麻生派、二階派はそれぞれ総裁選対応を協議し、事実上の自主投票を確認した。二階派は、決選投票になった場合は改めて対応を検討する。竹下派も意見交換したが集約は見送った。石原派は自主投票を正式決定した。

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