政治ジャーナリストの田崎史郎氏が１５日、ＴＢＳ「ひるおび！」に出演。自民党総裁選（１７日告示）を巡る動きの中で、出馬への強い意思を示している野田聖子幹事長代行に関しては、「野田さんは推薦人２０人集まるかどうかギリギリの状況ですよね。その日になってみないと分からないと思います」との見方を示した。

　野田氏は１４日のブログ投稿で「やはり私自身が動く必要性を強く感じ、残された期間で準備に入る覚悟をしたところです」と記している。

　田崎氏は、野田氏は過去にも２０人が集まらず「総裁選に初出場できるかどうかの境目が今。集まったかどうかは、あしたにならないと分からないと思います」と述べた。

　安倍晋三前首相が女性初の首相候補として高市早苗氏を支援しているが、対抗して二階俊博幹事長が野田氏を支援する可能性を聞かれると「野田さんがそういうたまになるかどうかは微妙だと思います。河野さんに集中しておいたほうがいいのでは」と分析。「河野さんは１回目の投票で過半数得て勝たないと、決選投票では難しくなる」と現状の見立てを示した。

　同じく出演した龍崎孝・流通経済大学教授は「野田さんが出ることによって、党員票の分散ということもあるので、河野さんが不利になる構造もでてくる。河野さんが予定していた票を取れない可能性も出てくる」との見方を示した。