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笑福亭仁智「藤井聡太君や大谷翔平君のような若いスター出現に期待」 繁昌亭15周年

 上方落語協会の笑福亭仁智会長が15日、大阪市の天満天神繁昌亭で、関係者100人を招いて行われた15周年記念セレモニーに参加した。

 開場時の2006年9月15日には天神橋筋商店街でお練りが行われ、故3代目桂春團治さんの乗った人力車を当時の上方協会の桂三枝(現・文枝)会長が引くパレードで盛り上がったが、この日は派手な催しはなし。舞台上で鏡開きが行われた程度だった。

 あいさつに立った仁智会長は「いま思うと、アッという間の15年」と明かし、これからの15年へ向けての3つの柱として「四天王からの親離れ」「ワンマンからのワンチーム」「協調と競争」を掲げた。

 それぞれ、「これまで四天王(春團治さん、桂米朝さん、笑福亭松鶴さん、5代目桂文枝さん)の皆さんにおんぶに抱っこだった。師匠方の功績を継承することは大事だが、これからは親離れをして自立して15年を歩んでいきたい」「ワンマンで統率力のあるリーダーがおるのもいいが、困難な時代はワンチーム、みんな力を合わせて乗り切りたい」「力を合わせて上方落語を発展させるのは当然。一方で、競争心を表に出して、お客さんに切磋琢磨(せっさたくま)する姿を見せて、結果、喜んでいただくことが大事だと考えている」と説明した。

 さらに、仁智は「15年先にはひょっとすると、それ(3つの柱)が実って、(将棋の史上最年少3冠)藤井聡太君のような若くして、上方落語グランプリ、NHK落語コンクールチャンピオン、繁昌亭大賞という3冠取るような人が出て来たり、(米大リーグ・エンゼルスの)大谷翔平君のような古典落語と新作落語の二刀流をするようなスターが出てきたりすることに期待している」と希望した。

 また、「繁昌亭界わいが風情ある町並みになって『繁昌亭横丁』といわれるようになったらいい。そして、大阪の文化の一大発信基地であると認められるようになったら、これ以上の喜びはない」と先を見据えた。

 セレモニーは鏡開き後、高座で桂吉弥が「時うどん」、仁智が「EBI」を披露して終了した。繁昌亭は今月12日現在で、総入場者190万6534人に達している。

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