ボニージャックス 西脇久夫さん死去後初のステージ 3人体制「解散、引退ない」
コーラスグループのボニージャックスが4日、神奈川・綾瀬市内で、ベイビーブーとのジョイントライブを行った。
トップテナーを務めていた西脇久夫さんが、8月30日に肺がんのため85歳で死去後、初のステージ。冒頭でバリトンの鹿島武臣(87)が改めて訃報を伝え、「ボニーの顔だった人間であります。目立ちたがりでワガママでお調子者。しかし、コーラスグループにはそういう人間が必要。ワガママか個性か、個性と思えたから60年も続けた」と悼んだ。
トップテナーが不在となり、急きょアレンジを変更するなど練習を重ねたといい、童謡「ちいさい秋みつけた」「しゃぼん玉」などを、変わらぬハイクオリティーで披露した。
鹿島は亡くなる数日前に病室で対面して、覚悟を決めていたことを明かし「解散、引退はないです。声がかからなくなったら、定年になるけれど」と3人体制での活動継続を明言。バスの玉田元康(87)も「(西脇さんが)いい曲を書いてくれたのが、我々の財産」と感謝していた。