倖田來未 “最強”レスリング・川井姉妹にエール「清々しく気持ち良く、自分のために」

 東京五輪内定を決めた後に倖田來未(中)のライブを訪れた川井梨紗子選手(右)と友香子選手=2019年10月
 倖田來未がインスタグラムで公開した川井梨紗子選手との2ショット
 女子レスリング・川井梨紗子選手にエールを送った倖田來未
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 東京五輪の競技や出場選手にゆかりのある著名人がエールを送る連載「私たち、応援します」。第8回は歌手・倖田來未(38)の登場です。五輪連覇がかかるレスリング女子57キロ級・川井梨紗子選手(26)が大ファンを公言。リオ五輪で金メダル獲得後、ライブに招くなど交流を重ねています。妹で五輪初出場の62キロ級・友香子選手(23)と姉妹で挑む夢舞台。大会直前には“勝負曲”の歌唱動画を送って、歌力を届けました。

  ◇  ◇ 

 姉妹で日本の国旗を背負ってオリンピックの舞台に立つのはすごいこと。私より全然年下ですけど、尊敬でしかないですね。友香子と一緒にオリンピックへという夢をかなえるために、梨紗子は(階級変更し)体重の調整もあっただろうし、もちろん2人共に金メダルを取ってほしいと思います。

 間違いなく世界の中でも最強の姉妹。プレッシャーはたくさんあると思いますけど、梨紗子と友香子らしく、清々しく気持ち良く、自分のために戦ってほしいですね。

 前に梨紗子が海外の大会で優勝して帰ってきたとき、『どんな感じやった?』と聞いたら、『めっちゃ楽しかったです』みたいな感じやったんです。それって、若さや勢いやったり、今の彼女にしかないパワー。どんどん歳を取って経験を重ねていくと、勝つことにしか意義がないような状況に陥ることも思うんです。でも今の彼女にはそれが一切見えない。試合を楽しむことを全うして、リラックスした状態で戦ってくれたら、金メダルを取れるんじゃないかと思います。

 無観客で声援がない中で戦うことには、不安を抱えてるようでした。「無観客ライブって、どうなんですか?」と連絡をもらったことがあって。アスリートはその一瞬一瞬の全てが戦い。私とは比べものにならないでしょうが、「無観客だと興奮しすぎず、下がりすぎず、冷静でいられた。冷静に判断できると思うし、練習を積み重ねてるから大丈夫」と言葉をかけました。

 いつも私の曲を聴いてテンションを上げてますと言ってくれていて、中でも『Eh Yo』が大好きみたいで。開会式の前日くらいだったんですけど、家のリビングでウチの旦那さん(KENJI03)がその曲をギターで弾いて、私が横で歌って、息子が動画を撮って、「頑張ってね」と送ったんです。そしたらその日の晩に、『感動的な動画、ありがとうございました』と電話がかかってきて。

 (ビデオ通話で滞在先の)部屋を見せてくれたんですけど、私のツアーのタオルやグッズを飾ってくれていて。歌手やっててホンマ良かったなと思えた瞬間でした。聴いてくれる人たちの背中を押したいと毎回楽曲を作ってるんですけど、少しでも梨紗子のパワーに変わってるのであれば、私は幸せもんです!!

 ◆倖田來未(こうだ・くみ) 1982年11月13日生まれ。京都府出身。2000年、「TAKE BACK」でデビュー。05年に「Butterfly」で日本レコード大賞受賞。05、06年リリースのベスト盤で、それぞれダブルミリオンを記録。06年から5年連続「ベストジーニスト」受賞で殿堂入り。代表曲は「愛のうた」、「恋のつぼみ」、「Moon Crying」など。妹は歌手でタレントのmisono。

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