弁護士・野村修也氏 橋本、五十嵐、大坂らへの誹謗中傷に「新たにネット侮辱罪を」

 読売テレビ・日本テレビ系「ウェークアップ」が31日、東京五輪で日本選手の活躍が続く一方で選手への相次ぐ誹謗中傷が問題になっていることを取り上げ、MCの弁護士・野村修也氏は「『ネット侮辱罪』という新しい刑罰を作って厳罰化をしていくことも必要」と話した。

 番組では、体操男子個人総合で金メダルを獲得した橋本大輝(順大)、サーフィン男子銀メダリストの五十嵐カノア(木下グループ)、女子テニスで3回戦敗退の大坂なおみ(日清食品)が誹謗中傷を受けていると報道。橋本は判定を巡って誹謗中傷を受け、国際体操連盟が声明を発表。橋本が自身のSNSでその声明を掲載。

 五十嵐も誹謗中傷に対して自身のSNSで反論し、大坂は敗退後に出版社の編集者が個人のSNSで差別的な投稿をし、出版社が編集者との契約を解除する事態になったと伝えた。警視庁は本人から被害届が出れば対応する方針だという。

 野村氏は「こういった誹謗中傷には名誉毀損罪とか侮辱罪が適用される可能性がある。事実を具体的に指定して誹謗中傷した場合は名誉毀損になるが、単に感想とか意見を述べただけだと侮辱罪ということになる。この場合は罰金刑が科料というふうになっていて、科料というのは1万円未満ということになりますから、適用されても9000円ぐらいの科料しか課されなかったケースがある」と、深刻な被害に対して罪が軽いと指摘。

 「こう考えてみますと、今ネットを通じて誹謗中傷しますと世界中に拡散されると。この大きな影響力を考えてみると、『ネット侮辱罪』という新しい刑罰を作って厳罰化をしていくことも必要なんじゃないかなあと感じますね」と提言した。

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