ファスト映画&倍速視聴に嘆き 齊藤進之介氏「コスパを重視した方が偉いという文化」

イベントに登壇した(左から)齊藤進之介氏(しんのすけ)、松本壮史監督、映画を学ぶ学生の戸梶美雪さん、加藤大空さん、埜邑明日加さん=都内
イベントに登壇した齊藤進之介氏(しんのすけ=左)、松本壮史監督=都内
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 映画監督の松本壮史氏(33)、映画感想ティックトッカーで映画コメンテーターの齊藤進之介氏(ティックトック活動名・しんのすけ=32)が26日、都内で行われた映画「サマーフィルムにのって」(8月6日公開)を学生と鑑賞するイベントに登場し、映画制作をしている学生3人と現在の映画界について討論した。

 本作は女子高生映画監督が仲間を集め、時代劇映画を撮る青春物語。松本監督は「元々青春映画を撮ろうと思っていて、20代で影響受けたすべてを詰め込んだ。30秒や1分のCMの監督もやっていて、2時間の映画を撮って(世の流れと)逆の方向にシフトしていくのは…と不安があって、エピソードとして映画に入れました」と話した。

 映画を約10分に無断編集したファスト映画や倍速視聴などが若者を中心に支持を集める時代に。出席した学生の周囲でも、多くの人が取り入れていることを聞くと、齊藤は「コスパを重視した方が偉いという文化」、松本監督は「やっぱり2時間見るの拷問なんだなって…いろんな視聴スタイルがあるのは仕方ない」と嘆いていた。

 松本監督は「僕も家だと映画が見れなくなっちゃってます、いろんな娯楽があって。映画館に行くと、スマホを触れない2時間が貴重な時間だなと感じる。映画館でしか味わえない特別なのかなと。『サマーフィルム~』も映画館で見てください」とPRした。

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