小倉智昭 国立競技場前で小林氏解任語る「どこで人間は考えを正して認められるのか」

 東京五輪情報スペシャルキャスターを務める、フリーアナウンサーの小倉智昭が23日、フジテレビ系「めざまし8」に中継で出演。過去にユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を扱ったコントをしたとして東京五輪・パラリンピック開閉会式でのショーディレクターを22日に解任された小林賢太郎氏について言及した。

 国立競技場の前に立った小倉は「おはようございまーす!どうですか、後ろ。東京2020国立競技場。いいですねー、いよいよ開会式ですよ」と、この日夜の開会式を前に張り切って登場。

 MCの俳優・谷原章介が「と思うんですが、一連のこのドタバタの解任劇。ちょっと何か開会式自体が空疎なものに感じるんですが、いかがでしょうか」と切り込むと、小倉は少し間を置いて「小林さんの発言というかステージ上のことだったかもわからないけれども、ユダヤの大量殺戮っていうのは歴史上の汚点。それを揶揄するってのは決してあってはいけないことだと思う」と断言。

 続けて「ただ、23年前の話ですよね。我々60年代、70年代の安保闘争を経験した人の中には過激派に属していた人たちもいる。そういう人たちが今、主要なポストについてたりする。ネットがあるからこそ、ここまで炎上してしまうんですが、どこで人間は考え方を正して認められるんだろうか、そこだけはちょっと気になりますね」と見解を口にした。

 谷原が「確かに小林さん自身も、ご自身が作ったコントに対して後悔しているなり、もしくは謝罪をしたいっていう機会がなかった、機会を作ってこなかったことは問題かもしれませんけれども、これを言ってしまってる。そして、なおかつ聴衆は笑ってる。これは一番の問題かなと思いますね」と自説を述べると、小倉は「まあ確かにそうですよね。ただね、こういうことがある一方で、悪いことをした政治家が判決が出るまでなかなかやめないっていう日本の政治の現状とかあるわけじゃないですか。バランスがあまりにも取れてないと僕は思いますよ」と社会全体に思いをめぐらせた。

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