桂宗助 米朝さんの俳号「八十八」襲名公演「無事に終えられるよう」

 落語家の桂宗助(57)が20日、兵庫県姫路市の名古山霊苑で、襲名記念落語会「桂宗助改メ 二代目桂八十八(やそはち)襲名披露公演」(8月29日、大阪・サンケイホールブリーゼ、9月14日、東京・紀伊國屋ホール)の会見を行った。

 同霊苑に眠る師匠・桂米朝さんが俳句を詠む時に使っていた俳号「八十八」を継ぐことになり、この日は墓前に襲名を報告。「このような時期なので、無事に終えられるようお守りくださいと師匠にお願いした」とコロナ禍での襲名公演に緊張の面持ちをみせた。

 内弟子から弟子になるまで通常3年のところ、もろもろの事情で5年かかったが、辛抱強く待ち続けたほど米朝一門への思いは強い。「八十八という名は恐れ多く、最初は継ぐつもりはなく断ろうと思っていた。南光師匠に『受けときなさい』と言われて決心した」と経緯を説明した。ともに会見した桂南光(69)や桂米團治(62)から「師匠のモノマネで言え」とリクエストされ、特徴を捉えたモノマネも披露した。

 前回の東京五輪が開催された1964年生まれで、襲名の今年も東京五輪イヤー。「コロナでなければ手放しで喜べるんですけど。うれしいような、心配なような」と節目の縁を受け止めていた。

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