専門家が評価「ザ・小池百合子劇場」 自民党には「緩んだら負けの典型例」

 選挙コンサルタントの鈴鹿久美子氏が10日、読売テレビ「あさパラS」に出演。都議選で苦戦が伝えられながら終盤に驚異的な追い上げを見せた都民ファーストについて「そんなに負けなかった。すごい、ザ・小池百合子劇場です」と、小池百合子知事の勝利だと評価した。

 4日投開票の都議選は、都民ファーストが改選前の議席数45から31に、自民党が25から33となったが、元国会議員政策秘書で「勝たせ屋」の異名も持つ鈴鹿氏は「自民党の大臣も言ってました『これは大敗北だ』と。菅さんは『50超えるかなあ』と言ってたんです」と明かし、都民ファーストについては「もうホントにお見事で、まさかここまで巻き返すとは誰も思ってなかったですね。8から12の間、最大でも12と言われてたが、それどころじゃない」と持ち上げた。

 健闘には理由があるといい「小池さん、具合悪くなりましたよね。その時に疲労で入院なんです、病気じゃないんですよ。疲労で入院して、入院すると発表したと同時にいついつ退院しますと言ってる。普通、入院すると発表したら、退院の日言えないですよね。盲腸の手術か何かだったり、そういう軽めのものだったらあり得るんですけど、疲労だから言えたっていうことなんです」と分析。

 「そして、彼女がやったことは、まず初日、第一声が言えない。第一声が大事です。それで、まず自民党はこれで緩んだ。次に最初の土日、これが小池百合子さん出て来れない、ここまで休むって言っちゃったので。で、自民党はそこでもう一回緩んだ」と、小池知事の入院で、自民党がすっかり油断してしまったと指摘。

 続けて「そして、退院すると言ってた日に『退院しません。あと2日延ばします』。もう、そうすると選挙残り3日。何もできないと思います、自民党。そこでもう一回緩んだ。30日に退院してきて、『リモートワークで』っておっしゃったんです。これはもう選挙出て来れないぞっていう。選挙は緩んだら負けます、っていう典型例です、これ。グダッグダッです」と、自民党を自滅させたと説明した。

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