藤井貴彦アナ「拝察でなく推察です」陛下は純粋に国民を心配して下さった

 25日の日本テレビの夕方ニュース「news every.」では、宮内庁の西村泰彦長官が、天皇陛下について「国民の間に不安の声がある中で、ご自身が名誉総裁をおつとめになるオリンピック、パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか、懸念されている、ご心配であると拝察いたします」と述べた件について、特集した。

 藤井貴彦アナウンサーが「拝察という言葉は、お手紙拝読しましたというように、読むと言う言葉のへりくだり、察するという言葉のへりくだりのような時に使いますが、こういった曖昧な表現は、やりとりを切り取ってしまうと真実が見えないので、どんなやりとりがあったのか是非教えていただきたい」と述べた。

 番組では、西村長官の発言に、記者が何度も「このまま発信していいか」と確認したことなど会見のやりとりを伝えた。

 また海外メディアが、陛下の異例の重い発言だと報じていることや、宮内庁長官らが天皇陛下の言葉を直接引用するのはまれで、「拝察」を使用するとの解説が行われた。

 藤井アナは「今回、宮内庁長官の発言をいろんな角度から検証して、海外のメディアの報じ方などもお伝えしてきましたけれども」としたうえで、「陛下は純粋に国民のことを心配してくださったのだと、思うんですが。これは私の拝察ではなくて、宮内庁長官の言葉からの推察です」と語った。

 「でも、思いをおしはかること、伝えることの難しさというのは、いつになっても変わらずあるんだなと、よく分かりました」とも述べた。

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