菅首相も跳ね返す 五輪「天皇陛下が感染拡大を懸念と拝察」に「長官御本人の見解」
菅義偉首相は25日、宮内庁の西村泰彦長官が24日の定例記者会見で、天皇陛下が新型コロナウイルス感染症の状況を心配されているとし「国民の間に不安の声がある中で、ご自身が名誉総裁をおつとめになるオリンピック、パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか、懸念されている、ご心配であると拝察いたします」と述べた件について、「昨日、官房長官からも、そこは会見で申し上げていますように、(宮内庁)長官御本人の見解を述べたと。このように理解しています」と述べた。
加藤勝信官房長官は24日に、宮内庁長官の発言について「宮内庁長官の会見でのやりとりは承知しておりますが、宮内庁長官ご自身の考え方を述べられた、と承知しております」と述べていた。