東京「再拡大の予兆が見られる」と専門家 新規感染者570人、5日連続前週超

 東京都は24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに570人報告されたと発表した。前週の木曜日だった今月17日より118人多く、5日連続で前週同曜日を超えた。前週比は113・8%。3人の死亡も確認された。

 東京都はこの日、感染状況を分析するモニタリング会議を開いた。新規感染者の7日間平均が2週連続で増加して400人台に上り、専門家が「再拡大の予兆が見られる」と指摘。急激なリバウンドを防ぐため人の流れの抑制と基本的な対策を徹底するよう警告した。都の担当者は「横ばいから増加傾向に入っている。感染再拡大が危惧される」と危機感を募らせた。

 都医学総合研究所社会健康医学研究センターの西田淳志センター長は会議後の取材で、主要繁華街での滞留人口が「前回の緊急事態宣言前の水準に近くなっている」と説明。今後2週間ほどでどの程度人の流れを減らせるかが重要だとした。

 小池百合子知事は過労により入院している。再拡大が懸念される局面で小池氏が不在となった影響について、多羅尾光睦副知事は「今が正念場だ」と強調した。

 会議では、都内の感染者のうち、インドで最初に確認された「デルタ株」が約8%を占め、前週の約3%から上昇したことが報告された。

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