吉村知事 大阪府下の五輪PV中止要請「お祭り騒ぎにしない」スポーツバーなどにも自粛要請?

 大阪府の吉村洋文知事(46)が23日、府庁で定例会見を開き、東京五輪・パラリンピックのパブリックビューイング(PV)やコミュニティーライブサイト(地域の身近な場所で競技中継を観戦できるイベント)開催を検討している府内の市町村に対し、正式に中止要請したと明らかにした。

 大阪府としてのPV開催予定はないが、吉村知事によると大阪府下の2市でPV、5市でコミュニティーライブサイトの開催を検討していたという。21日に行われた東京五輪・パラリンピック大会組織委員会などの5者協議で、PVやライブサイトの中止・規模縮小の方向で検討されたことを受け決断。「大阪府として、正式に中止を要請する判断をした。大阪府下全域において、PVとコミュニティーライブサイトは行われないということになる」と明言した。

 吉村知事は、東京五輪をできるだけお祭り騒ぎにしないということを目指すと強調。「心配しているのは、日本全体がお祭り騒ぎになるということ。『ニッポン、ニッポン』と言いながら、路上で宴会が行われているだとか、大騒ぎになっているだとか、そういった状況になると、感染対策としては十分取られない。感染が急拡大することが極めて高くなる」と懸念を示した。

 スポーツバーでの観戦や、民間のPVについても「五輪の主催者側で、方向性を示してもらいたい。僕自身としては、できれば控えるべきなんじゃないかと思っている」とした吉村知事。「全国的にお祭り騒ぎにしない。日の丸を背負った選手を応援したいですが、そうしないとコロナ禍における五輪は成り立たないのではないか。僕は一生懸命、自宅で見ようと思っている」と述べた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス