丸川五輪相 尾身提言は「より厳しい基準というご指摘なので50パーセント1万人」

 丸川珠代五輪相(50)は22日、閣議後の定例会見を行った。

 前日の5者協議で国内観客上限について、収容人員の50パーセント以内で1万人に決定した。ただ、最新の世論調査の中で無観客を求める声が多いことについて、「開催へのご理解が増えてきたことについては、水際対策などへの一定の理解が進んできたと認識している。観客リスクへの対策が十分かどうかという点については、国民の皆さんの間に懸念があると受け止めている」とし、観客による人流が、夏休み中に減少する通学人流よりも少ないことなどを強調し、「理解を深めていけるように努力したい」と話した。

 18日に発表された政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長ら専門家有志による大会開催のリスクに関する提言では「無観客が最も感染リスクが少なく望ましい」などとされたが、事実上黙殺された形となった。丸川大臣は「ご提言については、より厳しい基準を設けるようにというご指摘でしたので、50パーセント1万人という上限を当てはめさせていただいた」と説明した。

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