政治ジャーナリストの田崎史郎氏が１６日、テレビ朝日「羽鳥慎一　モーニングショー」に出演。小池百合子東京都知事の五輪対応について「政府と、菅総理と一体」と解説した。

　小池知事が特別顧問を務める都民ファーストの会は、７月４日投開票の東京都議会議員選挙において「東京五輪の無観客開催」を公約とすることを発表した。

　都民ファーストは小池知事と相談しているか？という質問に「さまざまな議論を交わしている」としているが、小池知事は「特別顧問というより、みなさんいろんな声があるのは承知している」とコメントするにとどめている。

　一連のやり取りに田崎氏は「小池さんが突き放しているような印象を受ける。都民ファーストとは同じ意見じゃないという」とした上で「最近の小池さんの言動を見ていると、政府の方と一体、組織委員会と一体で菅総理と同じ船に乗っているという感じを受ける。だから都議選が行われても、（都民ファーストとは）距離を起き続けるんだろうという風に見られる」

　出演者から「五輪に関して小池都知事が踏み込まない印象があるが？」と聞かれると、「前面に立つと批判を受けちゃうので、政府や丸川さんがやってくれているのでいいと」と発言。「自分も反対はしていないですよね。むしろ五輪のＧ７サミットでの合意は心強いと話したり、言っていることは（政府と）同じ。矢面に出たくないというのはうかがえるけど、逃げているわけではないと（考えている）」と推測した。