清原氏、ベスト・ファーザー賞in関西受賞に「野球で獲ったどの賞よりうれしい」

 元プロ野球選手の清原和博氏(53)が「第14回ベスト・ファーザー賞in関西」のスポーツ部門特別賞に選出され、14日、大阪市内で行われた授賞式に出席した。2000年にモデルの亜希(52)と結婚し、2男をもうけたが14年に離婚。薬物事件を経て、再起を目指すかつてのスーパースターは「新しい一日を精いっぱい生きたい。息子たちと一緒に頑張っていきたい」と決意を明かした。

 清原氏から白い歯がこぼれた。「本当にうれしい」の言葉に偽りはなかった。主催者から「体調がすぐれないが、『野球で獲ったどの賞よりうれしい』と来場された」と説明があった。式前には大阪・岸和田の実家を訪れ、父と共に母の墓参りをした。父からは受賞を「何でもらうんや」と言われたという。

 主催者は受賞理由を「挫折した中でも息子2人に思いを注ぎ、向き合っている。再起を願う多くの人になりかわってエールの思いを込めた」とした。

 メディア部門受賞者でTBS系「ゴゴスマ」のMCを務めるフリーの石井亮次アナウンサー(44)は、アナになったきっかけに、PL学園時代の清原氏が活躍して優勝した1985年夏の甲子園を挙げた。当時ABCの植草貞夫アナの「甲子園は清原のためにあるのか」という実況に感化されたといい「清原さんと同じ舞台に立てるのは望外の喜び」と明かすのを、かみしめるように聞いた。元阪神・藤川球児氏からの祝福映像にも感謝した。

 今月“神宮デビュー”を見守った慶大野球部の長男・正吾さん、次男には受賞を「さすがに言えなかった」としたが、亜希には連絡して喜ばれたという。現役時代は寝顔しか見られなかった息子たちへの思いは特別だ。

 「2人の息子が野球をやって、2人とコミュニケーションを取れているのは野球と息子と元妻に感謝です」ときっぱり。「父親としてどう歩んでいきたいか」と聞かれ、「過去の時間は取り戻せないが、新しい一日を精いっぱい生きたい。息子たちも頑張ってくれてるんで一緒に頑張っていきたい」と力を込めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス