藤山扇治郎、演じる「一休」ゆかりの京田辺市を訪問 住職から人柄聞き「心優しい方」

一休宗純の墓参をする藤山扇治郎
「一休さん」を演じる藤山扇治郎(左)と酬恩庵住職・田邊宗一さん
演じる「一休さん」ゆかりの京都府京田辺市・酬恩庵を訪れた藤山扇治郎
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 「松竹新喜劇夏まつり特別公演」(7月10~18日、京都南座)の「一休さん」で主人公・一休を演じる松竹新喜劇の藤山扇治郎が14日、作品の舞台となる京都府京田辺市の酬恩庵(通称・一休寺)を訪問。住職の田邊宗一さんから「一休さん」にまつわる話を聞いた。

 「一休さん」の愛称で親しまれた一休宗純は63歳から88歳で亡くなるまで25年を酬恩庵で過ごした。一休の髪が埋め込まれているという一休禅師木像が安置されている本殿、室町時代に一休が住居とした虎丘庵など、酬恩庵内には一休の生きた痕跡が多数。

 貴重な文化財や名勝を拝観した扇治郎は「一休さんが晩年を過ごされたお寺にお参りすることができ、とてもうれしいです。境内の風情に日本文化の素晴らしさも見ることができました。こうして京田辺に来させていただいたことや、京都の南座で一休さんを演じられることに、改めてご縁を感じました」と感想を明かした。

 田邊住職の話から受けた一休さんのイメージについては「一休さんは生い立ちも禅師としての生き方も波瀾万丈な方ですが、だからこそものごとを平等に見ることができ、どうすれば人が幸せに暮らせるかを考えておられたと伺いました。心優しく、人間味のある方だと思います」とした。「一休さんの“とんち”と喜劇は、どちらも即興的に生まれるという点で通ずるものがあると思いました。義理人情にあふれる一休さんの姿を舞台で見ていただきたいです」とアピールした。

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