山口二郎教授 「日本に健全な市場などない」平井大臣の恫喝、中抜きの政商
山口二郎法政大学教授が11日にツイッターに投稿。平井卓也デジタル改革担当相が東京五輪・パラリンピックで使用する健康管理アプリの開発を巡り、請負先の企業に「脅し」発言をしたことに言及した。
山口教授は「東芝に対する介入、平井デジタル大臣のNECに対する恫喝。日本には健全な市場などというものがないことを明らかにした。中抜きの政商がはびこることも、仲間内資本主義の現れ。嫌な世の中というしかない」と危惧した。
平井デジタル改革担当相は11日の記者会見で、東京五輪・パラリンピックで使用する健康管理アプリの開発を巡り、自らに不適切な発言があったと明らかにした。約73億円に膨らんだ費用の削減を目指していた4月、内閣官房の担当幹部らに会議で「(発注先を)脅しておいた方が良い」などと指示していた。