二宮 嵐活動休止後初の主演映画はダメ男 ゲームざんまい妻に捨てられ
嵐の二宮和也(37)が、映画「TANG タング」(来年公開予定)に主演することが10日、分かった。二宮にとって、昨年末をもってのグループ活動休止後、初の主演映画。映画「母と暮せば」(2016年)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、昨年の主演作「浅田家!」でも銀幕俳優としての魅力を改めて知らしめた二宮が、ゲームざんまいで妻に捨てられたダメ男を演じる。
妻に捨てられ、無職で人生に迷子中の主人公・健の家に、ある日突然、記憶を無くした不良品ロボット「TANG」が迷い込んでくる。そんな“ポンコツコンビ”の冒険を描いた壮大な物語を、二宮が演じる。
原作は英小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。16年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれ、日本でもシリーズ累計発行部数21万部超のベストセラーとなっている。20年には劇団四季がミュージカル化。今回は日本版アレンジを加えて実写化する。
二宮は「タングというロボットを通じて、ダメ人間が社会と向き合う。一見、特殊な形に見えますが、普遍的な友情物語だと思っています」と分析。3月下旬~5月中旬に撮影され、「個人的には監督の演出に応えられる様に必死についていった印象的な作品となりました」と話した。
原作のデボラ・インストール氏は「特に楽しみなのは、『硫黄島からの手紙』で西郷を演じた二宮和也さんが健を演じるということです。繊細さとユーモアを持った彼は、まさに健を演じるのにぴったりな方だと思います」と期待している。
タングに命を吹き込むのは、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」3部作などを手掛けたVFXプロダクション「白組」で、製作・配給は二宮がハリウッドデビューしたクリント・イーストウッド監督「硫黄島からの手紙」のワーナー・ブラザース。
監督は松本潤主演の「陽だまりの彼女」など青春映画の名手・三木孝浩氏、脚本は社会現象となったTBS系ドラマ「恋はつづくよどこまでも」の金子ありさ氏が担当する。