菅首相 党首討論で64年東京五輪の感動を延々と語る「東洋の魔女…」議場ザワザワザワ

 菅義偉首相が9日、国会の党首討論で「オリンピックについての私の考え方を是非説明させていただきたい」と「安心安全の大会」の対策を行うと述べたうえで、1964年の東京五輪の思い出を語った。

 「私、オリンピックについて聞かれるわけですけれども、私自身、実は57年前の東京オリンピック大会は高校生でした。いまだに鮮明に記憶しています」と振り返った。

 「例を挙げます」と、「たとえば東洋の魔女と言われたバレーの選手。回転レシーブちゅうのがありました。ボールに食いつくように、ボールを拾って得点を挙げておりました。非常に印象に残っています」「また底知れない人間の能力というものを感じました。マラソンのアベベ選手も、非常に記憶に残っています」

 さらに「何よりも記憶に残っているのはオランダのヘーシンク選手です。日本柔道が国際大会で初めて負けた試合で悔しかったですけれども、その後の対応がすごく印象に残っています。興奮したオランダの役員のひとたちが抱きついてくるのを制して、敗者である神永選手にたいして敬意を払った。あの瞬間というのは、ずっとわすれることができなかったんです」と述べた。

 そのうえで「そうしたことを子供たちにも見てほしい」と語った。

 さらにパラリンピックについても、障害者スポーツに光が当たったのが64年大会だったとも語り、「こうしたすばらしい大会を今の子供や若者に見て、希望や勇気を伝えたい。さらに心のバリアフリー。こうしたものもしっかり、大きなものになると思う」と述べた。

 さらに、テレビで40億の人が見ると言われているとし「東日本大震災から復興した姿をぜひみてほしいと思います」と語った。

 「世界が新型コロナという大きな困難に立ち向かい、世界が団結して乗り越えることができた。そうしたことを世界に日本から発信したい。そうした思いであります」と述べた。

 なかなか終わらないロングトークに、議場がざわつく場面もあった。

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