古市憲寿氏、逮捕者&被害者の実名報道に疑問「本当に必要なのか?」

 社会学者の古市憲寿氏が3日、フジテレビ系「めざまし8」で、犯罪者、そして被害者の実名報道に疑問の声を挙げた。

 番組では立川市内のホテルで男女が死傷し、19歳の少年が逮捕された事件を取り上げ、メディアの中では被害者を実名で報じ、少年は19歳であることから匿名で報じられていることについて議論した。

 来年4月1日から施行される改正少年法では、18、19歳も成人と同じ刑事責任を問うことになり、起訴されれば実名報道が可能になる。

 これに古市氏は「大人であっても実名報道が必要か?って思う」と切り出し、「刑が確定されれば別ですけど、逮捕された段階で、誰であろうと実名が必要かっていうと昔と変わっていて、インターネットで名前が一生残る。だからそもそも必要かと」と刑が確定していない逮捕の段階での実名報道は必要ないのではとの認識を示した。

 また被害者に関しても「ご遺族が望まれれば別ですけど、遺族の方が望まない場合、通例でマスコミでも被害者の実名報道が当たり前になっているけど、本当に必要なのか。そもそも18、19歳だけじゃなく、全国民、日本で起こった事件に関して、実名報道が必要か考えてもいいと思う」と述べた。

 これに弁護士の橋下徹氏も「古市さん、一番いいとこ持ってった」と口を挟み、改正少年法では起訴の段階で実名報道可能としていることに、起訴段階ではまだ推定無罪であることから「刑が確定されれば実名だが、推定無罪で実名は反対」と述べていた。

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