膳場キャスター「菅総理の会見で五輪開催が妥当だと思った方はどれだけいたか」

 フリーアナウンサー・膳場貴子が29日、キャスターを務めるTBS系「報道特集」に出演。東京五輪・パラリンピック開催について、「なし崩し的に五輪開催に向かってる」と疑問の声をあげた。

 番組では、バルセロナ五輪のサッカー米国代表で、米パシフィック大学のジュールズ・ボイコフ教授の五輪に関するインタビューを放送。VTRが終わった後で、膳場アナは「(開幕まで2カ月を切った)スケジュールを逆算すると進めなければならないという理由で、なし崩し的に五輪開催に向かってるように感じます」と指摘。

 「ただ昨日の(菅)総理の会見、『力を結集すれば必ずウイルスに勝つことできます』という言葉を聞いて、五輪開催が妥当だと思った方はどれだけいたでしょうか」と五輪ありきで突き進む政府に疑問を投げかけた。

 続けて「収束しないコロナ禍で、感染拡大を恐れながらもオリンピックを開催することに意義があるのならば、総理は言葉を尽くして国民に説明するべきですし、五輪を機に感染拡大してしまった場合、また国民に負担を強いるのか、医療体制をどう整えていくのか、などを示さないといけない。そう強く感じました」と菅総理は国民に開催のデメリットを上回る意義(メリット)をきちんと説明すべきであるし、五輪を機に感染拡大した場合、政府はどういう対応をするのか事前に示すべきだ、と訴えた。

 その上で「もう(開催まで)2カ月切ってしまったから、物事変えられない、という気分になりがちなんですけども、ボイコフ教授のおっしゃっていた『判断する期間はまだ1カ月ある』という言葉に改めてハッとさせられましたね」と述べた。

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