木下優樹菜さん 3億求め訴えられた 広告起用の製薬会社“タピオカ騒動”で損害 元事務所「適切に対応」
元タレントの木下優樹菜さん(33)が2019年に実姉が勤務していたタピオカ店に恐喝まがいのメールを送るなどした問題で、ブランドイメージが毀損されたとして、広告キャラクターに起用していた化粧品ブランドの製薬会社が、木下さんや元所属事務所、広告会社に、約3億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことが27日、分かった。
当時の所属事務所であるプラチナムプロダクションはデイリースポーツの取材に、「訴状は届いております。今後は弁護士と協議の上、適切に対応していきます」とコメントした。
提訴したのはロハス製薬とアイア株式会社。木下さんはロハス製薬の美容用フェイスマスク「オルフェス」の広告キャラクターに起用されていた。
広告出演を仲介した広告会社・Birdmanは26日付のIRニュースで「ロハス製薬株式会社及びアイア株式会社が、本件騒動により本件ブランドのイメージが毀損されたと主張して、藤本優樹菜氏、株式会社プラチナムプロダクション及び当社に対し、当該イメージの毀損に伴って発生した損害等の賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に提起しました」と明らかにした。訴訟内容について、2億9615万1489円の損害賠償請求だと説明し「裁判において当社の主張を行い、本件の適切妥当な解決を図ってまいります」としている。
木下さんは19年10月に騒動が発覚し、同11月から芸能活動を自粛。20年7月に活動再開を発表したが、わずか5日後に芸能界引退を発表した。その後、木下さんはタピオカ店からも損害賠償を求めて民事訴訟を起こされている。