蓮舫氏 質問への答弁拒否&同じ文言反復の菅首相に「平和の式典が行えるでしょうか」

 立憲民主党の蓮舫参議院議員が10日、ツイッターに新規投稿。この日の参議院予算委員会で、政府の新型コロナウイルス感染症対策と東京五輪・パラリンピック大会について自身が質問した内容に対して、菅義偉首相が答弁しなかった部分を踏まえて「平和の式典が行えるでしょうか」などと疑問を呈した。

 蓮舫氏は「1日300人」と切り出し、「変異株流行国から日本への入国者は入国後3日目の検査で陰性となれば自宅等で11日待機、その位置と体調確認するも1日300人が確認できず、その人達が感染したか入院したかも捕捉できないことが判明」と指摘。「4月検疫で感染判明の6割がインド、パキスタン、ネパール渡航歴ある者です。水際対策強化を」と訴えた。

 さらに、蓮舫氏は「大阪は入院率10%、全国の搬送困難事案は2年前に比べ+77%」と連続投稿。「この状況でオリパラアスリートのための指定病院確保を都内10・都外20箇所。選手の健康も大切ですが、日本人が医療を受けられない状況について総理に質すも答弁はありませんでした」とした上で、「そもそもこの質問をする状況で平和の式典が行えるでしょうか」と苦言を呈した。

 また、蓮舫氏は「来日する選手は15000人。監督等選手関係者、大会関係者、報道陣の来日は9万人にはならないとの丸川大臣答弁。それぞれの人数が不明なのに、国民に安心安全な感染症対策ができるのでしょうか、と質問」と報告。「菅総理は『選手と国民が交わらないようにする』と繰り返し、選手以外の関係者対策は答弁拒否でした」と、首相の対応にお手上げだった。

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