菅野美穂 涙目“息子”に「ごめんね」10年ぶり映画主演 虐待母役で本気のゲンコツ

 女優の菅野美穂(43)、高畑充希(29)、尾野真千子(39)が5日、都内で行われた映画「明日の食卓」(28日公開)完成報告会に登場した。菅野は「ジーン・ワルツ」(11年)以来、約10年ぶりの映画主演で、子供に手を上げてしまう母親を演じきった。自身も2013年に結婚した俳優・堺雅人(47)との間に2児をもうけており、子育ての悩みも打ち明けた。

 本作は住む場所も環境も年齢も異なるが「石橋ユウ」という同じ名前の息子を持つ、3人の母たちの物語。育児に奮闘しながらも、うまくいかない現実の連続を前に追い詰められ、ある日1人の母親が息子を殺してしまうという衝撃作だ。

 撮影は昨夏に行われ、菅野は「(ステイホームで)子供と向き合う時間があっての撮影だったので、運命的な出会いだったと思います。子供を怒らなきゃいけない怒り、背筋がゾクゾクするような…。自分と切り離して考えられなかった」と、自身と役柄をリンクさせていたことを告白した。

 劇中では息子に怒りをぶつけ、ゲンコツでぶつシーンもある。本気でパンチが入ってしまったといい、「目がウルウルしてきちゃって。ごめんね」と、息子役の外川燎(12)に謝っていた。

 過酷な撮影を終えた菅野は、日々の子育てにあたっている母たちの心境を「母親は実際こんなに大変ですごいことしてるのに、誰にも褒められない。なんてひどいんだ!つらいな!」と代弁。

 自身の子育てについて「洗い物してたら、(子供が)接着剤でダイニングテーブルを真っ白にしてたんです。接着剤を手の届くところに置いた自分が悪いという気持ちと、世界一不幸だという気持ちで」と、笑顔で悩みを明かしていた。

 また、大阪在住のシングルマザー役を演じた高畑は「私は東大阪で育って、リンクすることがありました。(撮影した)1週間の記憶がないくらい、魂抜かれて終わりました」と振り返っていた。

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