NAO 長身アクロバットで一躍ヒーローへ「フルキャスト レイザーズ」ダンサー

 自慢の肉体美をアピールするNAO(撮影・園田高夫)
 得意のブレークダンスでポーズを決めるNAO
 Dリーガーとしての夢を語るNAO
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 世界初のダンスプロリーグ「Dリーグ」の魅力を紹介する。「フルキャスト レイザーズ」のダンサー、NAO(23)は、ダンス界では際立つ179センチの長身で、華麗なアクロバットを披露するチームの筋肉担当。ところが、チームに入団するまでダンスは全くの未経験。そんなNAOがどのようにしてプロダンサーへと成り上がったのか、直撃した。

 昨年春に大学を卒業してから、結婚式などのイベントでアクロバットパフォーマンスを披露して生計を立てていましたが、コロナ禍で一気に仕事がなくなって。そんな時に、大学から始めたアクロバットを通じて出会った、現在のチームメートのREOくんからチームのオーディションの話を持ちかけられて、受けることにしました。

 手本となる動画が送られてきて「同じ振りを踊った動画を明日、あさってまでに送ってください」と言われて。クランプ(ダンスのジャンル)は全く踊ったことがなかったので、正直戸惑いましたが、見よう見まねで猛練習した結果、採用してもらえました。アルバイトをやったり、趣味でアクロバットをやったりという程度だった自分が急にDリーガーになったので、周りの人以上に自分が一番驚いています。

 今年1月にDリーグが開幕して、改めて「すごいステージに来たな」って思いました。みんなダンスの経歴がすごいし、小さい頃からダンスに慣れ親しんでいるので、「下手なやついないかな?」「俺でも勝てるやついないかな?」って探すけど、なかなかいない。

 得意としているブレークダンスに関しては、ISSEI(コーセー エイトロックス)が世界で活躍していて、そこに負けないつもりでいきたいけど、現実的に考えてレベルは全然違います。その代わり、俺はこの身長でブレークダンス、アクロバットができる。そこに関しては誰にも負けたくないんです。

 肉体派のチームとして筋トレをずっとやって体を鍛えてきました。ステージで披露したら「痩せて腹筋が出てるだけ」とか「細マッチョ」とか言われるんじゃないか不安でしたが、褒めてもらうことが多かったので自信になりましたね。今は、基本的に週5、6日くらいジムに通って筋トレをやりつつ、体を見せるステージの時は、炭水化物を抜いて減量して絞れた体になるように工夫しています。

 小さい頃からどんな職でもいいから、とりあえず有名になりたいと思ってました。そこは必ずかなえたい夢。だからこそ優勝して、Dリーガーとしてめちゃくちゃ目立ちたいですね。

 ◆NAO(なお)1997年7月19日生まれ。兵庫県出身。179センチ。80キロ。中学、高校まではバスケットボールに熱中。大学入学とともに独学でアクロバットを始める。昨年夏にチームでただ一人、オーディション枠で「フルキャスト レイザーズ」に入団。ブレイキン(ブレークダンス)、アクロバットを得意とする肉体派ダンサー。

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