マッチ退所 今後はレースチーム運営会社が窓口 芸能活動とレース二足のわらじ継続へ

 歌手の近藤真彦(56)が30日、この日をもってのジャニーズ事務所退所を電撃発表した。「スニーカーぶる~す」「ギンギラギンにさりげなく」などヒット曲を連発し、1980年代にトップアイドルとして一時代を築いたマッチ。事務所の“長男”の役割を終え、今後は自身が監督を務めるレーシングチーム「KONDO RACING」の運営会社を窓口に芸能とレースの道を歩んでいく。

 近藤が退所後の芸能活動で窓口とするのが「エムケイカンパニー」。近藤が監督を務めるレーシングチーム「KONDO RACING」を運営している会社だ。この日、同社のHPでも「弊社代表 近藤真彦に関するご報告」として退所を報告。「当面の間、近藤の芸能活動においては弊社でサポートを実施してまいります」と発表した。

 近藤は、30年以上にわたって歌手とレーサーの2足のわらじを履いてきた。

 1984年に富士フレッシュマンレースでドライバーデビュー。88年には全日本F3選手権シリーズに参戦し、本格的にレーサーとしてスタートすると、94年にはフランスの伝統レース、ル・マン24時間耐久レースに参戦。同年、全日本GT選手権で初優勝するなど、華々しい活躍を見せた。

 2000年にはKONDO RACINGを結成。自らオーナー、監督、ドライバーの三刀流を担い、芸能活動より優先させた。02年に監督に専念した後も、16年のスーパー耐久シリーズでシリーズ王者に。今季もスーパーGT選手権で初優勝500、300、フォーミュラに参戦するなど、レーシング界で確固たる地位を築いている。

 一方で、昨年の不倫報道を受けての芸能活動の無期限自粛に合わせ、レース活動も自粛した。CM出演していたタイヤ・ホイール専門店がスポンサー契約を解除するなど影響が深刻化。現在も監督業を自粛している。

 チームも、初夏開催のドイツ伝統レース「ニュルブルクリンク24時間レース」への参戦を新型コロナウイルス感染拡大を理由に、前年に続き断念すると発表した。

 この日のHPでは「弊社代表 近藤真彦の新たなチャレンジがスタート致しますが、引き続き応援して頂けますようお願い申し上げます」と前を向く“監督”の思いをつづっている。

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